心電同期モニター Model 7800
Model 7800 はCT装置接続用モニターとして開発されました。
Model 7800 は“あるべき姿”を未来に
タッチパネル式大型スクリーン
● タッチパネル採用。設定操作向上。
● 大型8.4インチ高解像度・高輝度TFTカラーLCD採用。さらに日本語表示が可能に。
Model 7800 で全ての患者様へ非侵襲性の心臓検査を
4極誘導
● 後述のAuto Lead Selectionに対応
● 肥満により傾斜化した患者様にも対応
● 皮膚・電極間インピーダンス測定
確実な電極装着を手助けします。
乳幼児に対応
● メニュー選択により、乳幼児撮影モードが可能です。
- CTの時間分解能向上、低被曝線量化にともない、高心拍で放射線感受性の強い乳幼児にも増えてきたCT心臓撮影に対応しました。
Auto Lead Selection
● I‐II‐III誘導中最適誘導を自動選択。手動でも選択可能です。
● ECG 2誘導を同時に表示。
チャートレコーダー(オプション装備)
● ECG波形をチャート紙に記録し曝射計画等へ活用。
● DIRECT, TIMED, DELAY, XRAY各モードに対応。
- DIRECT → PRINTボタンでスタート・ストップ
- TIMED → PRINTボタンで30秒間印字
- DELAY → 設定アラームの15秒前から30秒間もしくは、
20秒前から40秒間
- XRAY → CT側より曝射情報を受けた後20秒間
Model 3000 シリーズで追求した“あるべき姿”を継承
ECG Simulator
● 内部にECG波形発生機能を有しています。
● 1BPMステップで調整可能です。
● 次の状況に的確に対応します。
- 保守点検時
- 動作不具合発生解析時
- CTとの接続確認時
- 各種実験・研究
同期パルスの信号遅延解消
● 信号遅延を防ぐため画像診断装置へ有線方式によるECG信号を送出しています。
R波〜R波間の心臓が最も静謐な時間は短くその間に、曝射、撮像を行う上で、CTへの同期信号送出遅延は、最適タイミングを失い最終的に画像品質に影響します。
Model 7800 におけるECG信号遅延は、わずか2ms未満です。(無線方式の場合、通常30〜50ms)
P-Lock 機能(Polarity Lock)
● T波上昇による“Wトリガー”防止機能。独自のアルゴリズムにより、R波との微妙な相違を読み取り、相似のT波をキャンセルします。
ペースメーカー検知機能(Pacer Detect)
● ペースメーカーが発するパルス信号をR波と誤認しないようにするペースメーカー検知機能です。(※全てのペースメーカーに有効と言うわけではありません。)
ノイズ対策
● 本体、ECG信号患者ケーブル、リードワイヤーにおいてCTからの電離放射線ノイズに対策を講じております。放射線透過型のリードワイヤーはアーチファクトにはなりません。
視認性・操作性
● 操作室からでも見やすいディスプレイ。特に平均心拍数を大きく表示。
● 自動初期設定。わずらわしい初期設定操作なく、ほぼそのまま使用できます。
● R波を検知し、同期信号が送出されるとECG波形上にトリガーマークが表示されます。
● 軽量なデザイン。移動や設置、保守点検時に便利です。